小菅孝一級建築士事務所
お問い合わせはこちら

ブログ

2020/10/03

床下冷暖房

理想的な冷暖房を考えたとき、暖房については空気を温めるよりも、床や壁などを温める輻射熱暖房の方が良い。

空気を急いで温めると冬の乾燥した空気はさらに乾燥してしまうし、壁や窓が冷たいと、結露を起こして人や建物に対して不健康な状態を招いてしまうからだ。・・・・というわけで現在では床下から温める床下暖房を推奨している。しかし床下暖房のメーカーでは冷暖房が床下からできるというのだ。暖房はわかるが、冷房はさすがに結露が心配なので、念のためお客様に依頼して1年間の間、30分おきに床下と外部と室内の温度と湿度を計ってデータをとってみた。・・・とやはり冷房の後には1時的にではあるが99%に達する状況も見られた。メーカーとしてはエアコンの24時間稼働を原則としており、一番温度の低いエアコン本体で結露水は除いているので結露はしないとしているのだが、実際の使い方は様々で、冷やしすぎたと感じたらエアコンを切って窓を開けて換気をしようと思うお客がいるのも当然だ。・・・・と前置きは長くなってしまったが床下の結露だけは避けたいという思いと防蟻効果と、静電気対策と私には理解できないが音響対策にもなるということで床下エアコンのボックス周りと床下に炭塗料(ヘルスコート)を塗ってみた。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。