埼玉の設計事務所 気持ちの良い自然素材の家をご提案
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健康・快適・堅牢な家造りを基本にデザインや省エネ性能にもこだわります
健康で快適な家造りがモットーでしたが、最近ではそれを数値化することが求められています。
●戦後化学建材だらけになってしまった建築業界を救ったのは、伝統を重んじている人たちではなく、輸入住宅を建てていた人達でした。
元々気密を重視していなかった伝統工法では化学建材による影響は少なかったのです。
ツーバイフォー等の面材で作る輸入住宅の方が、接着剤等の影響が大きいのは必然でした。
有害物質を減らして現在のシックハウス対策ができたのは彼らの功績が大きかったのです。
ホルムアルデヒド濃度0.08PPMという数値は建築業界では最も小さな数値だと思います。
化学建材をなくしてしまえばもっと簡単にクリアできたかもしれませんが、日本の大手住宅メーカーがその供給元なので
そこまで時代を戻すことはできません。数値的には機械換気設備をつけてようやくクリアする値でした。
●建材の問題が解決できて日本の住宅も堂々と気密ができるようになりましたが、すぐに発生したのが、断熱と結露の問題です。
気密にしなければ大きな温度差がないので結露もなかったのですが、それでは快適な家はできません。
一次元定常結露計算
材料の性質を断熱性と透湿抵抗に絞って、壁の中で結露が発生しないかを数値化したのが一次元定常結露計算と呼ばれるもので、地域ごとの気象データなども入れて安全の目安にされています。結露しなかったとしても湿度が70%を越えればカビが生えやすいとか、セルロースファイバーやホウ酸を使っていれば、結露する条件でも短時間ならば調湿できるとか、他の要素も当然あるのですが壁の中で水滴ができないということは大切なことです。
一度結露が始まると断熱性能が低下して更なる結露を発生させる悪循環になります。
標準的な壁の構成は決まっていますが、高性能化に伴い壁の構成は変わりますので、結露の計算を行っています。