健康・快適・エコロジー ソーラーよりも、原子力よりも、高性能な薪ストーブを
ガウディ―の建築はガウディ―本人だけでなく、現場の職人が石に刻みつける最後の過程まで、創造性をもった、プライドを持った仕事をしている様に感じる。それゆえに彼は完成図を正確に書くことをしなかったのか?
ガウディーの信仰心は神様の作った自然界への深い洞察に向けられ、幾何学や、力学への造詣も神の作った法則を検証する試みの一つである。アールヌーボーに力学を反映させたような造形は他を圧倒し、HP曲線を使った窓は石造建築の厚みを感じさせず、ステンドグラス隅まですっきりと明るい。
サグラダファミリアでは、ゴシック建築を超えた壮麗な建築を始めてみた気がする。100年も昔の構想にして、既にはるか未来を行っているようにも思う。
鐘は共鳴を考慮したパイプ状の鐘になり、上部のスリットはすべて鐘楼のようなものだ。完成したらすごい音になるのだろう。
『引っ張りの反対は圧縮なのだ』
鉄筋を使わない石造建築では、圧縮力を基本とする構造になる。
逆さ吊実験とはすごいアイデアだと思う。
本格的なアールヌーボーの建築見たのは、はじめてだと思う。思っていたより自然で心地よく感じた。街並み全体は装飾の多い建築が並ぶが、その中でも異彩を放つ。ここまで作り込んでも嫌味がないのは、ガウディ―のセンスと、モチーフを自然界の形状から取っているからだと思う。
カサバトリョの改修工事に圧倒されたペラ・ミラは自邸の設計をガウディーに依頼した。2階を家主の住居に使い他は賃貸住宅である。ガウディ―にとっては最後の民間建築となるが、思い切り自由な設計を試みた。予算オーバーや、敷地を超えた建築で問題になったが、裁判で最終的にはガウディーの主張が認められた。
外観は構造体から独立して自由な表現を試みているが、コルビジェが近代建築の5原則を打ち出す20年も前の作品である。
1階から2階へ上がる階段は豪華であるが、調和のとれた芸術品としての豪華さである。
「建物の頂点に十字架だの風見鶏だの貧弱なものを置くのは滑稽千万、はげ頭のてっぺんに毛が一本生えているようなものだ」
アントニオ・ガウディ―
1898年、実業家エウセビ・グエルの依頼で始まった繊維工業住宅地区の教会。
ガウディーはここではじめて逆さづりの模型による設計を試みた。
最先端の設計手法を用いながらも素朴で自由な造形はガウディ―の最高傑作として位置づけられている。当初は2階建ての計画だったが途中で資金を打ち切られ、1階のみが完成された。
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