健康・快適・エコロジー ソーラーよりも、原子力よりも、高性能な薪ストーブを
家を造り、大切に使うことは、そのまま自然を知り、地域を愛おしむことでもありました。
しかし、今日私たちの住環境のほとんどは石油製品で囲まれています。本物の木材であってもプラスチックで覆われています。それは小さなことにクレームをつけ、それを恐れた結果でもあります。身の回りの素材なのに、どこから来たかもわからず、素材に触れることもなく使われ、見えないところで処分されています。建築という立場で最初に取り組むべきことは、生活の中に身近な自然を取り込むことだと思います。 思い通りにならないことも、自然の教えてくれる大事な教訓です。寛容性や自然から学ぶ姿勢を養い、それらがどこから来てどこへ消えるかを見届けることがエコロジーへの1歩だと思います。 エコロジーの基本は我慢を強いることではありません。食べること、休むこと、暖を取ること、すべての日常の中に身近な自然を取り入れ自然の中に癒しの要素を見出すことです。そうすることでエネルギー使用を抑えるだけでなく、日常生活は今よりずっと豊かで生き生きとしたものにできるはずです。私たちの体はもともと自然のものをそのまま受け入れるようにできています。そして必要なものをおいしいと感じ心地よく感じられるよう、本物に触れて感性を養う環境を整えるべきです。現代の生活では、機能を優先しすぎて、あらゆることにストレスを感じながら生活しています。そしてストレス解消のためにも余計なエネルギーを使います。ストレスが少なくなれば季節や日常の温度変化ももっと寛容に気持ちの良い刺激として受け入れることもできるはずです。日本の伝統文化は季節の変わり目を今よりずっと楽しんでいたはずです。